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医工連携

腸内の宝をビッグデータで探索

医工連携の実践者22 山田拓司 東京工業大生命理工学院准教授

2020年5月15日号

 19年6月の『ネイチャー・メディシン』誌に、早期大腸がんや多発ポリープの患者に特徴的な腸内細菌や代謝物を、日本人研究者たちが便検体のメタゲノム解析とメタボローム解析によって特定したという論文が掲載され、新聞などで報じられたのをご記憶の方も多いのではないか。この研究を発展させると、検便によって精度高く大腸がんを早期発見できることになる。  この論文がよい例だが、腸内細菌研究ブームは盛り上がる一方で、ゴールドラッシュ時代の米国カリフォルニアはこんな熱気に包まれていたのだろうと思わせる。  腸内細菌の存在やその代謝物が、宿主であるヒトの健康や精神状態に大きな影響を与えていることが確実視されるようになってきたが、しかし、その考え方が一般的になったのは米ワシントン大学のジェフリー・ゴードン博士による腸内フローラ移植の論文が06年...  19年6月の『ネイチャー・メディシン』誌に、早期大腸がんや多発ポリープの患者に特徴的な腸内細菌や代謝物を、日本人研究者たちが便検体のメタゲノム解析とメタボローム解析によって特定したという論文が掲載され、新聞などで報じられたのをご記憶の方も多いのではないか。この研究を発展させると、検便によって精度高く大腸がんを早期発見できることになる。  この論文がよい例だが、腸内細菌研究ブームは盛り上がる一方で、ゴールドラッシュ時代の米国カリフォルニアはこんな熱気に包まれていたのだろうと思わせる。  腸内細菌の存在やその代謝物が、宿主であるヒトの健康や精神状態に大きな影響を与えていることが確実視されるようになってきたが、しかし、その考え方が一般的になったのは米ワシントン大学のジェフリー・ゴードン博士による腸内フローラ移植の論文が06年の

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