逆風の介護事業所はいまこそ変革のチャンス
新型コロナ長期化に向けた処方箋
(株)TRAPE・CEO/大阪大学大学院医学系研究科招聘教員 鎌田大啓
2020年5月15日号
現在、新型コロナウィルス感染症(COVID―19)は世界全体で410万人(5月11日現在)と拡大を続けている。日本政府は5月4日、緊急事態宣言を5月31日まで延期した。「3密を避ける」「不要不急の外出をしない」「ステイ・ホーム」などの言葉が連日メディアで報道されている。京都大学iPS細胞研究所(CiRA)の山中伸弥所長は自ら立ち上げたサイトで「新型コロナウィルスとの闘いは短距離走ではなく、1年は続く可能性のある長いマラソンです」と述べているように、新型コロナとの戦いは長期戦が想定され、終わりはまだまだ見えそうにない。また基礎疾患のある高齢者が感染すると重症化するリスクが高いことも報告されている。
一方、高齢者にとって、このステイ・ホームは、社会参加の制限、孤独、フレイル(運動機能の低下、認知機能の低下)など、さまざまな課題を生み出している。
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現在、新型コロナウィルス感染症(COVID―19)は世界全体で410万人(5月11日現在)と拡大を続けている。日本政府は5月4日、緊急事態宣言を5月31日まで延期した。「3密を避ける」「不要不急の外出をしない」「ステイ・ホーム」などの言葉が連日メディアで報道されている。京都大学iPS細胞研究所(CiRA)の山中伸弥所長は自ら立ち上げたサイトで「新型コロナウィルスとの闘いは短距離走ではなく、1年は続く可能性のある長いマラソンです」と述べているように、新型コロナとの戦いは長期戦が想定され、終わりはまだまだ見えそうにない。また基礎疾患のある高齢者が感染すると重症化するリスクが高いことも報告されている。
一方、高齢者にとって、このステイ・ホームは、社会参加の制限、孤独、フレイル(運動機能の低下、認知機能の低下)など、さまざまな課題を生み出している。
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