混沌とするドラッグストア「盟主の座」
JR九州では限界だったドラッグイレブンの成長
2020年5月15日号
マツモトキヨシホールディングスとココカラファインとの経営統合によって、売上高で2位以下に転落するはずだったツルハホールディングスが首位返り咲きに布石を打った。4月30日にJR九州傘下のJR九州ドラッグイレブンの株式を取得、連結子会社化すると発表したからだ。これでツルハHDの単純合算の売上高は8700億円を超える見通しで、マツキヨHD・ココカラ連合の背中をとらえる。ツルハHDとシェア争奪戦を繰り広げてきたウエルシアホールディングスも前期(20年2月期)に8682億円を計上。ドラッグストアのトップ争いは一気に不透明になってきた。
「JR九州は、いいタイミングでドラッグイレブンを手放したのではないか」と話すのは、ある小売業大手の幹部だ。
というのも、ドラッグイレブンの地盤である九州地区は「業界の暴れん坊」ことコスモス薬品の地盤であり、ここで...
マツモトキヨシホールディングスとココカラファインとの経営統合によって、売上高で2位以下に転落するはずだったツルハホールディングスが首位返り咲きに布石を打った。4月30日にJR九州傘下のJR九州ドラッグイレブンの株式を取得、連結子会社化すると発表したからだ。これでツルハHDの単純合算の売上高は8700億円を超える見通しで、マツキヨHD・ココカラ連合の背中をとらえる。ツルハHDとシェア争奪戦を繰り広げてきたウエルシアホールディングスも前期(20年2月期)に8682億円を計上。ドラッグストアのトップ争いは一気に不透明になってきた。
「JR九州は、いいタイミングでドラッグイレブンを手放したのではないか」と話すのは、ある小売業大手の幹部だ。
というのも、ドラッグイレブンの地盤である九州地区は「業界の暴れん坊」ことコスモス薬品の地盤であり、ここで4割
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