世界の医薬品業界
超大型医薬品の変化と企業の対応
第158回
研ファーマ・ブレーン 永江研太郎
2020年5月15日号
19年1〜12月の大型医薬品ランキングをまとめた。このランキングは売上げを計上しているメーカーのすべてを合計したもので、創製メーカーのロイヤリティも含めたもの。ここでは40億ドル以上の製品を取り上げる。今回は筆者が毎年まとめているランキングの13年版と比較して大型医薬品の市場の変化を考えてみよう。
表1の19年のランキングでは40億ドル以上が24製品、表2の13年では22製品ある。40億ドル以上の超大型品の数は2つ増えただけだが、上位は金額が大きく変化し、80億ドル以上の製品は13年の5から19年は8に増えた。トップの「ヒュミラ」は変わらず、同じ免疫疾患薬の「レミケード」と「エンブレル」はともに17位以内に入っている。ヒュミラは欧州のバイオシミラーの影響を受けて減収となったものの2兆円以上あって13年から79%増えた。
19年1〜12月の大型医薬品ランキングをまとめた。このランキングは売上げを計上しているメーカーのすべてを合計したもので、創製メーカーのロイヤリティも含めたもの。ここでは40億ドル以上の製品を取り上げる。今回は筆者が毎年まとめているランキングの13年版と比較して大型医薬品の市場の変化を考えてみよう。
表1の19年のランキングでは40億ドル以上が24製品、表2の13年では22製品ある。40億ドル以上の超大型品の数は2つ増えただけだが、上位は金額が大きく変化し、80億ドル以上の製品は13年の5から19年は8に増えた。トップの「ヒュミラ」は変わらず、同じ免疫疾患薬の「レミケード」と「エンブレル」はともに17位以内に入っている。ヒュミラは欧州のバイオシミラーの影響を受けて減収となったものの2兆円以上あって13年から79%増えた。
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