化粧品市場「壊滅」が招く事業再構築

ドラッグストアと百貨店の見えない「明日」

2020年6月1日号

　新型コロナウイルスの感染拡大で、百貨店やドラッグストアの収益を押し上げてきた、化粧品が窮地に追い込まれている。新型コロナウイルスの感染防止による外出自粛で化粧品需要が激減し、加えてインバウンド（訪日外国人）も街から消え去り、化粧品の売上高は急減した。　これによって化粧品メーカーとともに、化粧品に依存してきた百貨店、ドラッグストアは軒並み打撃を受けている。このまま化粧品需要が縮小していくことになれば百貨店、ドラッグストアの屋台骨を揺るがしかねない。　化粧品といえば百貨店の売上高を下支えしてきた商品であり、ドラッグストアにおいては多くのチェーンで売上高の1〜3割を占める主力商品となってきた。　その化粧品が変調しているのは穏やかではない事態だ。百貨店は根幹を揺るがしかねず、ドラッグストアでは... 　新型コロナウイルスの感染拡大で、百貨店やドラッグストアの収益を押し上げてきた、化粧品が窮地に追い込まれている。新型コロナウイルスの感染防止による外出自粛で化粧品需要が激減し、加えてインバウンド（訪日外国人）も街から消え去り、化粧品の売上高は急減した。　これによって化粧品メーカーとともに、化粧品に依存してきた百貨店、ドラッグストアは軒並み打撃を受けている。このまま化粧品需要が縮小していくことになれば百貨店、ドラッグストアの屋台骨を揺るがしかねない。　化粧品といえば百貨店の売上高を下支えしてきた商品であり、ドラッグストアにおいては多くのチェーンで売上高の1〜3割を占める主力商品となってきた。　その化粧品が変調しているのは穏やかではない事態だ。百貨店は根幹を揺るがしかねず、ドラッグストアではビジ

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