医薬経済オンライン

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「愚策」乱発で安倍政権の余命わずか

歴史に学ばぬ「地方創生交付金」制度の哀れな末路

2020年6月1日号

                現存するふるさと創生1億円事業の土偶 「歴史は繰り返す。1度目は偉大な悲劇として、2度目はみすぼらしい笑劇として」と述べたのはご存知、カール・マルクスだ。ナポレオン・ボナパルトと彼の甥のルイ・ボナパルトの言動を著書『ルイ・ボナパルトのブリュメール一八日』の中で戯画的に対比することにより、世界史上に現れる「皮肉性」を強調した。  その世界史に、暗い一頁を刻むことになる新型コロナウイルス感染症のパンデミックは、日本の政治情勢についても、マルクスの箴言を例外扱いとはしなかった。13年前の07年初夏。政権を担っていた第1次安倍晋三内閣は、厚生労働省の外局・旧社会保険庁で持ち上がった「消えた年金問題」で国民から激しい不信を突き付けられ、さらに、松岡利勝農林水産相の「何とか還元水」をめぐる資金疑惑と...                 現存するふるさと創生1億円事業の土偶 「歴史は繰り返す。1度目は偉大な悲劇として、2度目はみすぼらしい笑劇として」と述べたのはご存知、カール・マルクスだ。ナポレオン・ボナパルトと彼の甥のルイ・ボナパルトの言動を著書『ルイ・ボナパルトのブリュメール一八日』の中で戯画的に対比することにより、世界史上に現れる「皮肉性」を強調した。  その世界史に、暗い一頁を刻むことになる新型コロナウイルス感染症のパンデミックは、日本の政治情勢についても、マルクスの箴言を例外扱いとはしなかった。13年前の07年初夏。政権を担っていた第1次安倍晋三内閣は、厚生労働省の外局・旧社会保険庁で持ち上がった「消えた年金問題」で国民から激しい不信を突き付けられ、さらに、松岡利勝農林水産相の「何とか還元水」をめぐる資金疑惑とそ

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