医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

茹であがる前に跳べ

タクシー業界に学ぶ「儲け方」の研究

第8回

ピー・アンド・イー・ディレクションズ マネージャー 奈良拓磨

2020年6月1日号

 日本の医療業界はいままでになく事業環境の変革が進みつつある。例えば、地域包括ケアシステムにおける病院から在宅への治療・介護の移管が進んでいる。今回の新型コロナ禍の影響で遠隔診療が部分的に解禁されることも後押ししているが、地域包括ケアの流れから、ステークホルダーや解決すべき課題が変化していくことになる。  こうした医療制度の変革のなかで、医療に関わる事業者の位置付け・役割が転換され、提供すべき価値が変化していると感じるようになった読者も多いことだろう。実際に医薬品企業でも医療機器やITソリューションへのビジネス展開を進めており、医薬品という「プロダクト」のみでの価値提供からの拡張が見られる。つまり、「安全性・有効性の高い医薬品を提供する会社」から「疾患の治療や健康の維持に対して解決するソリューションを提供する会社」への転換を志向...  日本の医療業界はいままでになく事業環境の変革が進みつつある。例えば、地域包括ケアシステムにおける病院から在宅への治療・介護の移管が進んでいる。今回の新型コロナ禍の影響で遠隔診療が部分的に解禁されることも後押ししているが、地域包括ケアの流れから、ステークホルダーや解決すべき課題が変化していくことになる。  こうした医療制度の変革のなかで、医療に関わる事業者の位置付け・役割が転換され、提供すべき価値が変化していると感じるようになった読者も多いことだろう。実際に医薬品企業でも医療機器やITソリューションへのビジネス展開を進めており、医薬品という「プロダクト」のみでの価値提供からの拡張が見られる。つまり、「安全性・有効性の高い医薬品を提供する会社」から「疾患の治療や健康の維持に対して解決するソリューションを提供する会社」への転換を志向し

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