医政羅針盤
新型コロナ禍後の病院再編・統合
山形大学大学院医学系研究科医療政策学講座教授 村上正泰
2020年6月1日号
昨年10月に開かれた「地域医療確保に関する国と地方の協議の場」
今回の新型コロナ禍を経て、病院の再編・統合の議論がどのように変化するのか、もしくは変化すべきなのかについて、考えることとしたい。病院の再編・統合については、「賛成か反対か」の議論にとかく流れがちだが、決して「1か0か」の問題ではない。
本連載でも、地域医療構想が抱えている問題点について繰り返し指摘しながら、病院機能の見直しや再編・統合自体は必要であると論じてきた。それと同様に、5月1日号でも述べたとおり、平時からある程度は余裕を持たせた医療体制整備が必要であり、効率性やコスト削減の観点だけで医療現場を切り詰めることは望ましくない。しかし、だからと言って、病院の再編・統合が不要ということにはならない。
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昨年10月に開かれた「地域医療確保に関する国と地方の協議の場」
今回の新型コロナ禍を経て、病院の再編・統合の議論がどのように変化するのか、もしくは変化すべきなのかについて、考えることとしたい。病院の再編・統合については、「賛成か反対か」の議論にとかく流れがちだが、決して「1か0か」の問題ではない。
本連載でも、地域医療構想が抱えている問題点について繰り返し指摘しながら、病院機能の見直しや再編・統合自体は必要であると論じてきた。それと同様に、5月1日号でも述べたとおり、平時からある程度は余裕を持たせた医療体制整備が必要であり、効率性やコスト削減の観点だけで医療現場を切り詰めることは望ましくない。しかし、だからと言って、病院の再編・統合が不要ということにはならない。
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