医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

横倉氏「2度」の翻意が意味するもの

日医の権力闘争に終りはないのか

2020年6月15日号

12年4月に原中氏を破って当選した横倉氏(中央)と、副会長に再選された中川氏(左)  約束通り、その電話は5月26日の午後9時過ぎにかかってきた。日本医師会長の横倉義武氏からだ。 「この前、話したとおりにするよ」  横倉氏の言う「この前」とは、4月22日に約1時間にわたって応じてくれたインタビューのことを指している。そのなかで横倉氏は3月23日に、日医会長選への意欲を示していた副会長の中川俊男氏を呼んで、こう告げたことを明かした。 「この国難の時期に争う姿を国民に見せたら医師会は信頼を失う」  つまり中川氏に会長の座を譲ることを伝えたわけだ。  ところが5月に入り、横倉氏の心は揺れていた。政治家や役人の間での中川氏の評判が芳しくないというのだ。 12年4月に原中氏を破って当選した横倉氏(中央)と、副会長に再選された中川氏(左)  約束通り、その電話は5月26日の午後9時過ぎにかかってきた。日本医師会長の横倉義武氏からだ。 「この前、話したとおりにするよ」  横倉氏の言う「この前」とは、4月22日に約1時間にわたって応じてくれたインタビューのことを指している。そのなかで横倉氏は3月23日に、日医会長選への意欲を示していた副会長の中川俊男氏を呼んで、こう告げたことを明かした。 「この国難の時期に争う姿を国民に見せたら医師会は信頼を失う」  つまり中川氏に会長の座を譲ることを伝えたわけだ。  ところが5月に入り、横倉氏の心は揺れていた。政治家や役人の間での中川氏の評判が芳しくないというのだ。

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence