医薬経済オンライン

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医師を「守る」移動型PCR検査

千葉県の2つの医師会が導入した背景

2020年6月15日号

 これこそ医師を新型コロナウイルス感染から守るシステムと言える。5月末、千葉県印旛市郡医師会がワンボックスカーを利用した「移動型PCR検査」を始めた。移動型PCR検査とは、ワンボックス車のハッチバックを開けると、車内を完全密閉する透明のアクリルパネルが現れ、パネルから伸びた手袋で綿棒を持ち、車外に立つ受診者から検体を採取する仕組みである。  医師は密閉された車内から検体を採取できるから感染リスクはゼロに近い。しかも、ワンボックスカーだから検査を必要とする地域に自由に移動できる。導入した印旛市郡医師会は成田市、佐倉市、印西市、八街市など7市2町の広範囲をカバーするだけにまさに打ってつけだ。  この移動式PCR検査システムを真っ先に導入したのが千葉県鎌ケ谷市医師会だった。5月中旬に「PCR検査外来」として認可を受けてスタート。印旛...  これこそ医師を新型コロナウイルス感染から守るシステムと言える。5月末、千葉県印旛市郡医師会がワンボックスカーを利用した「移動型PCR検査」を始めた。移動型PCR検査とは、ワンボックス車のハッチバックを開けると、車内を完全密閉する透明のアクリルパネルが現れ、パネルから伸びた手袋で綿棒を持ち、車外に立つ受診者から検体を採取する仕組みである。  医師は密閉された車内から検体を採取できるから感染リスクはゼロに近い。しかも、ワンボックスカーだから検査を必要とする地域に自由に移動できる。導入した印旛市郡医師会は成田市、佐倉市、印西市、八街市など7市2町の広範囲をカバーするだけにまさに打ってつけだ。  この移動式PCR検査システムを真っ先に導入したのが千葉県鎌ケ谷市医師会だった。5月中旬に「PCR検査外来」として認可を受けてスタート。印旛市郡

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