医薬経済オンライン

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IQVIAに見る市場動向

中外と武田が好調だった19年度

2020年6月15日号

 19年度(19年4月〜20年3月)を振り返れば、19年10月に消費税引き上げに伴う薬価改定が行われ、その2ヵ月後には20年度薬価制度改革が決まった。薬価告示のあった3月は新型コロナウイルス感染症(COVIDー19)が日本でも広がっていった時期だった。  医療用医薬品市場は、高額薬剤の登場が話題となった。中央社会保険医療協議会は19年5月にノバルティスファーマのCARーT細胞療法「キムリア点滴静注」の薬価収載を了承した。薬価は1患者あたり3349万3407円で、当時では最高額となった。  また、免疫チェックポイント阻害剤「オプジーボ」「キイトルーダ」のほか、アストラゼネカの非小細胞肺がん治療薬「タグリッソ」に関して、年間販売額が350億円超などの基準に該当したとして、11月1日から薬価を15%引き下げるなど、特例拡大再算定の嵐が吹き荒れた。  こうし...  19年度(19年4月〜20年3月)を振り返れば、19年10月に消費税引き上げに伴う薬価改定が行われ、その2ヵ月後には20年度薬価制度改革が決まった。薬価告示のあった3月は新型コロナウイルス感染症(COVIDー19)が日本でも広がっていった時期だった。  医療用医薬品市場は、高額薬剤の登場が話題となった。中央社会保険医療協議会は19年5月にノバルティスファーマのCARーT細胞療法「キムリア点滴静注」の薬価収載を了承した。薬価は1患者あたり3349万3407円で、当時では最高額となった。  また、免疫チェックポイント阻害剤「オプジーボ」「キイトルーダ」のほか、アストラゼネカの非小細胞肺がん治療薬「タグリッソ」に関して、年間販売額が350億円超などの基準に該当したとして、11月1日から薬価を15%引き下げるなど、特例拡大再算定の嵐が吹き荒れた。  こうした出

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