医薬経済オンライン

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鳥集徹の口に苦い話〜媚びないジャーナリストの劇薬処方箋〜

行き過ぎた「清潔社会」 アレルギーの増加が心配だ

第112回

2020年6月15日号

 緊急事態宣言が解け、久しぶりに東京に出かけた。ちょうど昼飯時だったので、ひと仕事する前に腹ごしらえをと、都内某駅の高架下に半年ほど前にできた、とんかつ屋に入った。格子戸を開けて中に入ると、カウンターに設けられたアクリル板の仕切りが目に飛び込んで来た。そのひとつに腰を落ち着けたのだが、左右の風通しが悪いと、何だか落ち着かない。これも「新しい生活様式」のひとつということか。  取材に同行した編集者にその話をすると、都内の居酒屋では仕切りだけでなく、客にアクリルのフェイスシールドを貸し出すところもあるという。そんなものを持ち上げながら生ビールを飲んで、爽快な気分になれるとは到底思えない。いったい、いつまでこんなことが続くのだろうか。  飲食店や小売店では、店内に入る前にアルコールスプレーを手に吹きかける習慣も当たり前と...  緊急事態宣言が解け、久しぶりに東京に出かけた。ちょうど昼飯時だったので、ひと仕事する前に腹ごしらえをと、都内某駅の高架下に半年ほど前にできた、とんかつ屋に入った。格子戸を開けて中に入ると、カウンターに設けられたアクリル板の仕切りが目に飛び込んで来た。そのひとつに腰を落ち着けたのだが、左右の風通しが悪いと、何だか落ち着かない。これも「新しい生活様式」のひとつということか。  取材に同行した編集者にその話をすると、都内の居酒屋では仕切りだけでなく、客にアクリルのフェイスシールドを貸し出すところもあるという。そんなものを持ち上げながら生ビールを飲んで、爽快な気分になれるとは到底思えない。いったい、いつまでこんなことが続くのだろうか。  飲食店や小売店では、店内に入る前にアルコールスプレーを手に吹きかける習慣も当たり前となっ

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