医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

読む医療ー医師が書いた本の斜め読みー

奇想天外の「大阪弁」眼科医ミステリー

第147回

大西一幸

2020年6月15日号

南極殺人事件竹谷正著編集工房ノア2020年1月刊  考えれば考えるほど不思議なのは大阪言葉だ。標準語や東京弁とは多くの言葉でイントネーションが違う。しかし大阪訛りという表現で大阪弁を評することは滅多にない。一応、方言だが、これほど使う側も聞く側も違和感のない方言もない。文化的にもひとつの標準語として位置付けられている。  それにしても、ドラマや映画で粗暴な人や能天気な人は大体9割以上は大阪弁で登場する。次々に人気若手が登場する漫才も大阪人が大半で、東京発のメディアで遠慮なく大阪弁で喋りまくる。  こうして一定の「標準語」化した大阪弁が、落語や小説の世界でも勢力を持つのは当然だ。今回の読書は、大阪の眼科医である竹谷正氏の最新刊『南極殺人事件』。主人公も大阪で開業する眼科医。世界周遊が大好きな高齢医師で、そ... 南極殺人事件竹谷正著編集工房ノア2020年1月刊  考えれば考えるほど不思議なのは大阪言葉だ。標準語や東京弁とは多くの言葉でイントネーションが違う。しかし大阪訛りという表現で大阪弁を評することは滅多にない。一応、方言だが、これほど使う側も聞く側も違和感のない方言もない。文化的にもひとつの標準語として位置付けられている。  それにしても、ドラマや映画で粗暴な人や能天気な人は大体9割以上は大阪弁で登場する。次々に人気若手が登場する漫才も大阪人が大半で、東京発のメディアで遠慮なく大阪弁で喋りまくる。  こうして一定の「標準語」化した大阪弁が、落語や小説の世界でも勢力を持つのは当然だ。今回の読書は、大阪の眼科医である竹谷正氏の最新刊『南極殺人事件』。主人公も大阪で開業する眼科医。世界周遊が大好きな高齢医師で、その医

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence