平時医療の破綻に備える〜電光石火こそ最良の有事医療〜
コロナ禍の自衛隊ができること
第102回
琉球大学医学部 非常勤講師 照井資規
2020年6月15日号
ブルーインパルスの東京都上空での曲芸飛行や、新型コロナウイルス陽性者ゼロなど、自衛隊の存在感を「演出」するような報道が目立つ。6月1日号では、自衛隊が医官(医師)と看護官(看護師)を派遣できるのは日本の医療に余裕があるときに限られること、新型コロナ禍の自衛隊は深刻な人手不足なので演出せざるを得ないことを述べた。今回は、現時点で自衛隊ができることについて述べる。
現役の自衛官のうち医療従事者として派遣できるのは、
・准看護師約2000人
・救急救命士約500人
・臨床検査技師約500人
・放射線技師約500人※1
・衛生資材管理や整備の特技者
に限られる。これを実現するには、全国に18ある自衛隊病院のうち准看護学院がある100床以上の札幌病院、仙台病院、阪神病院、福岡病院、500床の自衛隊中央病院、沖縄本島にある那覇...
ブルーインパルスの東京都上空での曲芸飛行や、新型コロナウイルス陽性者ゼロなど、自衛隊の存在感を「演出」するような報道が目立つ。6月1日号では、自衛隊が医官(医師)と看護官(看護師)を派遣できるのは日本の医療に余裕があるときに限られること、新型コロナ禍の自衛隊は深刻な人手不足なので演出せざるを得ないことを述べた。今回は、現時点で自衛隊ができることについて述べる。
現役の自衛官のうち医療従事者として派遣できるのは、
・准看護師約2000人
・救急救命士約500人
・臨床検査技師約500人
・放射線技師約500人※1
・衛生資材管理や整備の特技者
に限られる。これを実現するには、全国に18ある自衛隊病院のうち准看護学院がある100床以上の札幌病院、仙台病院、阪神病院、福岡病院、500床の自衛隊中央病院、沖縄本島にある那覇病院
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