話題の焦点
「がん探知虫実用化始まる」
2020年7月1日号
いま、市中はコロナで大混乱させられているが、いずれ時期が来れば収まりはつくはず。だが、がんは別格だ。2人に1人が経験し、3人に1人は死亡する。恐怖の刃を喉に突きつけたまままったく手を緩めない。経済的、そして社会的損失は計り知れない。 対する最も有効な手段は早期発見にあるとされ、早期治療につなげれば何とかなる。 そこで、検診の徹底を図ろうとするが、日本人の受診率は極めて低迷状態。対策の一手段としてがん探知犬の育成が計画されるが、1頭育てるのに500万円かかるとかで低迷中。 そこへ急浮上してきたのが線虫がん検査。犬と比較していいことずくめで、あれよあれよという間に今年1月から実用化スタート。 1ミリという小粒の虫でありながら犬の5割増しの高精度を誇り、現在15種のがんに反応することが確認されている。何より1万円を切る安価な経費で利用者が急増している。 ...
いま、市中はコロナで大混乱させられているが、いずれ時期が来れば収まりはつくはず。だが、がんは別格だ。2人に1人が経験し、3人に1人は死亡する。恐怖の刃を喉に突きつけたまままったく手を緩めない。経済的、そして社会的損失は計り知れない。 対する最も有効な手段は早期発見にあるとされ、早期治療につなげれば何とかなる。 そこで、検診の徹底を図ろうとするが、日本人の受診率は極めて低迷状態。対策の一手段としてがん探知犬の育成が計画されるが、1頭育てるのに500万円かかるとかで低迷中。 そこへ急浮上してきたのが線虫がん検査。犬と比較していいことずくめで、あれよあれよという間に今年1月から実用化スタート。 1ミリという小粒の虫でありながら犬の5割増しの高精度を誇り、現在15種のがんに反応することが確認されている。何より1万円を切る安価な経費で利用者が急増している。 検診
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