医薬経済オンライン

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医工連携

ロボット技術で全自動歯ブラシ

医工連携の実践者23 石井裕之 早稲田大学理工学術院准教授

2020年7月1日号

米国の見本市でPRする石井氏(左)と栄田氏  健康を守る上で日々の歯磨きが大切であることを疑う人は、ほとんどいないだろう。ものを食べれば口内には汚れが溜まり、その汚れを適切に取り除かなければ、汚れが媒介する細菌感染症のむし歯や歯周病によって歯を失うことになるし、誤嚥性肺炎や季節性インフルエンザなど呼吸器系感染症のリスクも高くなる。  一方、長じてから食後や寝る前に歯磨きしないと気持ち悪くて仕方なくなったという人でも、幼いときからそうだったのではないはずだ。つまり、体の大切な手入れだと言っても、猫の毛づくろいのように本能的で自発的に行われる行為と違って、人間の歯磨きは後天的・文化的に習得される技能でしかない。  なぜ、こんな話をするかと言えば、世の中には嫌々歯磨きしている人、そして認知機能などの問題によっ... 米国の見本市でPRする石井氏(左)と栄田氏  健康を守る上で日々の歯磨きが大切であることを疑う人は、ほとんどいないだろう。ものを食べれば口内には汚れが溜まり、その汚れを適切に取り除かなければ、汚れが媒介する細菌感染症のむし歯や歯周病によって歯を失うことになるし、誤嚥性肺炎や季節性インフルエンザなど呼吸器系感染症のリスクも高くなる。  一方、長じてから食後や寝る前に歯磨きしないと気持ち悪くて仕方なくなったという人でも、幼いときからそうだったのではないはずだ。つまり、体の大切な手入れだと言っても、猫の毛づくろいのように本能的で自発的に行われる行為と違って、人間の歯磨きは後天的・文化的に習得される技能でしかない。  なぜ、こんな話をするかと言えば、世の中には嫌々歯磨きしている人、そして認知機能などの問題によって

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