医薬経済オンライン

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激動の時代の製薬企業 その戦略と事業価値

塩野義製薬 環境変化に対応し新戦略推進へ

収益拡大を実現した経営戦略

2020年7月1日号

 塩野義製薬は20年代の10年間でビジネス変革を推進する30年ビジョンを打ち出し、その達成に向けた成長戦略となる新中期経営計画「シオノギ・トランスフォーメーション・ストラテジー2030」(STS2030)を策定した。14年3月に20年度を目標にした7ヵ年の中期経営計画STS2020をスタートしたが、20年度主要目標を前倒しで達成したことから、計画を1年早く切り上げ、20年度から新しい経営計画に取り組むこととしたものだ。  新計画で注目されることは、過去の経営計画では一貫して「創薬型製薬企業」としての成長を軸としてきたが、新計画は現在の主力事業である医療用医薬品を強化すると同時に、それ以外の製品・サービスを強化した多様なビジネスモデルを構築して「ヘルスケアプロバイダー」への事業変革をめざすという点にある。  過去の経営計画を振りかえると、0...  塩野義製薬は20年代の10年間でビジネス変革を推進する30年ビジョンを打ち出し、その達成に向けた成長戦略となる新中期経営計画「シオノギ・トランスフォーメーション・ストラテジー2030」(STS2030)を策定した。14年3月に20年度を目標にした7ヵ年の中期経営計画STS2020をスタートしたが、20年度主要目標を前倒しで達成したことから、計画を1年早く切り上げ、20年度から新しい経営計画に取り組むこととしたものだ。  新計画で注目されることは、過去の経営計画では一貫して「創薬型製薬企業」としての成長を軸としてきたが、新計画は現在の主力事業である医療用医薬品を強化すると同時に、それ以外の製品・サービスを強化した多様なビジネスモデルを構築して「ヘルスケアプロバイダー」への事業変革をめざすという点にある。  過去の経営計画を振りかえると、00~

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