医薬経済オンライン

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鳥集徹の口に苦い話〜媚びないジャーナリストの劇薬処方箋〜

医療、生活、仕事すべてを守る総合的な感染症対策の策定を

第113回

2020年7月1日号

 6月12日、わが家にもようやく「特別定額給付金」が振り込まれた。1人あたり10万円というのは、庶民にとって大きな金額だ。自粛要請のために収入が激減した人にとっては、まさに「命綱」であるに違いない。筆者もスマートフォンの銀行口座のアプリで数字が増えたのを確認して、率直にありがたいと感じた。 それにしても、政府や行政の仕事の遅さには呆れるばかりだ。4月20日に特別定額給付金の支給が閣議決定されてから、わが家に申請用紙が届いたのが1ヵ月以上後の5月26日。その日のうちに必要事項の記入や書類の添付をしてポストに投函したが、それからまた、給付金入金まで3週間近くかかった。 なかなか振り込まれないものだから、申請用紙がちゃんと市役所に届いているのか、少しやきもきした。市役所のコールセンターに電話してみると、「もしかすると、次の振り込み日に回されたのかもしれませ...  6月12日、わが家にもようやく「特別定額給付金」が振り込まれた。1人あたり10万円というのは、庶民にとって大きな金額だ。自粛要請のために収入が激減した人にとっては、まさに「命綱」であるに違いない。筆者もスマートフォンの銀行口座のアプリで数字が増えたのを確認して、率直にありがたいと感じた。 それにしても、政府や行政の仕事の遅さには呆れるばかりだ。4月20日に特別定額給付金の支給が閣議決定されてから、わが家に申請用紙が届いたのが1ヵ月以上後の5月26日。その日のうちに必要事項の記入や書類の添付をしてポストに投函したが、それからまた、給付金入金まで3週間近くかかった。 なかなか振り込まれないものだから、申請用紙がちゃんと市役所に届いているのか、少しやきもきした。市役所のコールセンターに電話してみると、「もしかすると、次の振り込み日に回されたのかもしれませんね

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