時流遡航
哲学の脇道遊行記 実践的思考法の裏を眺め楽しむ
第19回 ─当今の政界を斜めから眺め見た老いの戯言─
2020年7月1日号
言論の府が泣いている
新型コロナウイルスの出現に起因する一連の社会状況の展開を通して、人々の目にはっきりと見えるようになってきたものは少なくありません。現政権の「ご立派な姿」が見事なまでに浮き上がり、図らずも国民の目を惹きつけるようになったことなども、そのひとつではあるでしょう。現実とは遠くかけ離れた高邁な政治理念や、余人には近寄り難い崇高な正義感を高々と掲げ、自らは過ちなど絶対に犯しはしないという態度を誇示しながら、その政治的主張や指針が危うくなると、瞬時にして180度の方向転換を試み批判をかわす雲上人のお手並みは、絶賛に値するとしか言いようがありません。
都合の悪いことが生じると、「すべては自らの責任です」という虚言コロコロウイルスの発生源ならではの軽やかさで受け流し、忖度ペコペコウイルスに感染したお取り巻...
言論の府が泣いている
新型コロナウイルスの出現に起因する一連の社会状況の展開を通して、人々の目にはっきりと見えるようになってきたものは少なくありません。現政権の「ご立派な姿」が見事なまでに浮き上がり、図らずも国民の目を惹きつけるようになったことなども、そのひとつではあるでしょう。現実とは遠くかけ離れた高邁な政治理念や、余人には近寄り難い崇高な正義感を高々と掲げ、自らは過ちなど絶対に犯しはしないという態度を誇示しながら、その政治的主張や指針が危うくなると、瞬時にして180度の方向転換を試み批判をかわす雲上人のお手並みは、絶賛に値するとしか言いようがありません。
都合の悪いことが生じると、「すべては自らの責任です」という虚言コロコロウイルスの発生源ならではの軽やかさで受け流し、忖度ペコペコウイルスに感染したお取り巻き
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