話題の焦点
「新潮流『ソーバーキュリアス』」
2020年7月15日号
「ソーバーキュリアス」がいま、海外で若い世代を中心にブームになっている。この言葉は作家のルービーワリントン女史の造語で、著作本の題名でもある。 なぜ自分たちはお酒を飲むのか、お酒を飲むことでどんな気持ちになるのか考えるのだが、最終的には大抵の人が断酒に導かれるお話だ。 ソーバーは「しらふ」「キュリアス」は「好奇心旺盛な」という意味で、単に禁酒ということではなく、お酒は飲めるが敢えて飲まない選択をしている人々のスタイルをいう。 これを助長する運動もあり、英国で「ドライジャニアリー」(1月の禁酒月間)、オーストラリアでは同様の10月禁酒月間がある。これがきっかけで酒量低下の人々が流出中だ。 この傾向は日本でも同様で、30歳代男性では97年の習慣的飲酒率55%が17年では25%と激減している(厚生労働省調査)。 この新潮流、源流が〝健康志向〟との調査結果が...
「ソーバーキュリアス」がいま、海外で若い世代を中心にブームになっている。この言葉は作家のルービーワリントン女史の造語で、著作本の題名でもある。 なぜ自分たちはお酒を飲むのか、お酒を飲むことでどんな気持ちになるのか考えるのだが、最終的には大抵の人が断酒に導かれるお話だ。 ソーバーは「しらふ」「キュリアス」は「好奇心旺盛な」という意味で、単に禁酒ということではなく、お酒は飲めるが敢えて飲まない選択をしている人々のスタイルをいう。 これを助長する運動もあり、英国で「ドライジャニアリー」(1月の禁酒月間)、オーストラリアでは同様の10月禁酒月間がある。これがきっかけで酒量低下の人々が流出中だ。 この傾向は日本でも同様で、30歳代男性では97年の習慣的飲酒率55%が17年では25%と激減している(厚生労働省調査)。 この新潮流、源流が〝健康志向〟との調査結果が出
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