医薬経済オンライン

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国内製薬の役員報酬に「地殻変動」

外資製薬トップを追いかける意義は

2020年7月15日号

 製薬企業の社長の報酬の「水準」は、どのレベルが適正なのだろうか。武田薬品のクリストフ・ウェバー社長の19年度の報酬は前年度から3億円以上増え、20億円を突破(表1)。さらに、ウェバー社長に追随するかのように、アステラス製薬の安川健司社長の報酬も5億円台に乗った(表2)。両社の報酬がこれほどまでに高額なのは、海外の製薬企業の報酬に水準を合わせているからだ。もちろん、その金額に見合う人材なのかどうかを問われることは言うまでもない。  20億円を超えるウェバー社長の報酬は、海外の製薬企業のCEO(最高経営責任者)と遜色のない金額と言えるだろう。19年の売上高上位20社のCEOの報酬(表1)を調べてみると、ウェバー社長は7位にランクインした。武田はアイルランド・シャイアーの買収によって売上高が世界9位となり、企業規模でもウェバー...  製薬企業の社長の報酬の「水準」は、どのレベルが適正なのだろうか。武田薬品のクリストフ・ウェバー社長の19年度の報酬は前年度から3億円以上増え、20億円を突破(表1)。さらに、ウェバー社長に追随するかのように、アステラス製薬の安川健司社長の報酬も5億円台に乗った(表2)。両社の報酬がこれほどまでに高額なのは、海外の製薬企業の報酬に水準を合わせているからだ。もちろん、その金額に見合う人材なのかどうかを問われることは言うまでもない。  20億円を超えるウェバー社長の報酬は、海外の製薬企業のCEO(最高経営責任者)と遜色のない金額と言えるだろう。19年の売上高上位20社のCEOの報酬(表1)を調べてみると、ウェバー社長は7位にランクインした。武田はアイルランド・シャイアーの買収によって売上高が世界9位となり、企業規模でもウェバー社長

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