激動の時代の製薬企業 その戦略と事業価値
第一三共 着実に進行する25年ビジョン戦略
エドキサバンの拡大がけん引
2020年7月15日号
第一三共は後発品事業のグローバル展開戦略の整理を終えた16年3月、事業構造の変革による成長をめざす「25年ビジョン」を打ち出した。このビジョンに示す企業像は「がんに強みを持つ先進的グローバル創薬企業」である。がんを中心としたイノベーティブ医薬品をコア事業と位置付け、アンメットニーズの高い疾患に対して標準治療を変革する革新的な製品を持つグローバル企業に転換することを目標とした戦略だ。
25年ビジョンの実現に向けた戦略として取り組んでいるのが、16~20年度の第4期中期経営計画だったが、計画発表後、内外の事業環境は制度面を含めて大きく変化している。このため18年10月に20年度の計数目標を一部見直し、新たに22年度を目標に設定した。その後、アストラゼネカとの提携という新たな変動要因が加わった。しかし、戦略内容の基本変化はなく、22年度...
第一三共は後発品事業のグローバル展開戦略の整理を終えた16年3月、事業構造の変革による成長をめざす「25年ビジョン」を打ち出した。このビジョンに示す企業像は「がんに強みを持つ先進的グローバル創薬企業」である。がんを中心としたイノベーティブ医薬品をコア事業と位置付け、アンメットニーズの高い疾患に対して標準治療を変革する革新的な製品を持つグローバル企業に転換することを目標とした戦略だ。
25年ビジョンの実現に向けた戦略として取り組んでいるのが、16~20年度の第4期中期経営計画だったが、計画発表後、内外の事業環境は制度面を含めて大きく変化している。このため18年10月に20年度の計数目標を一部見直し、新たに22年度を目標に設定した。その後、アストラゼネカとの提携という新たな変動要因が加わった。しかし、戦略内容の基本変化はなく、22年度の計
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