平時医療体制の破綻に備える 〜電光石火こそ最良の有事医療〜
自衛隊内の犯罪が減らない理由②
第105回 パワハラは最悪の人材喪失
琉球大学医学部 非常勤講師 照井資規
2020年8月1日号
小山2尉の不起訴処分通知書
「指導」の名の下に行われるパワーハラスメントにより、自衛隊ではどれほど多くの人材が失われていることだろうか。筆者は過去に20年間、陸上自衛隊に勤務したが、自殺してしまったり、精神疾患などで以前のようには会えなくなってしまった隊員は20人以上にもなる。しかも、どの人も国の宝と言えるほど優秀な人たちであった。
7月14日に北海道を訪れた際、現役の1等陸曹に面談する機会があった。1等陸曹や陸曹長の集合訓練である上級陸曹課程で、「命の雫」裁判となった徒手格闘訓練事故を事例研究として、「指導」名目のパワハラや格闘訓練の場を利用した暴行・傷害事件の対策を講じるための教育の機会が設けられた。
小山2尉の不起訴処分通知書
「指導」の名の下に行われるパワーハラスメントにより、自衛隊ではどれほど多くの人材が失われていることだろうか。筆者は過去に20年間、陸上自衛隊に勤務したが、自殺してしまったり、精神疾患などで以前のようには会えなくなってしまった隊員は20人以上にもなる。しかも、どの人も国の宝と言えるほど優秀な人たちであった。
7月14日に北海道を訪れた際、現役の1等陸曹に面談する機会があった。1等陸曹や陸曹長の集合訓練である上級陸曹課程で、「命の雫」裁判となった徒手格闘訓練事故を事例研究として、「指導」名目のパワハラや格闘訓練の場を利用した暴行・傷害事件の対策を講じるための教育の機会が設けられた。
有料会員限定
会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください
【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)
ログイン
会員登録