眺望 医薬街道
薬価改定の実施は既定路線
近藤正觀
2020年8月1日号
中央社会保険医療協議会は7月22日、薬価専門部会と総会を開催し、21年度から導入される中間年改定(毎年薬価改定)の前提となる薬価調査の実施を決めた。薬価改定はこれまで原則2年ごとに実施されてきたが、市場実勢価格を薬価に早く反映すべきとして「骨太の方針2018」で、21年度以降は毎年改定する方針が示されていた。最新の「骨太の方針2020」でも「新型コロナウイルス感染症による影響も勘案して十分に検討し、決定する」と記載された。 他方、財務省は7月21日、21年度予算概算要求期日を9月30日と1ヵ月の延期を決めた。また、財務省は通年であれば社会保障費の概算要求基準を示すが、今年は削減目標も自然増の容認範囲も示していない。さらに新型コロナ対策では要求額に上限を設けないとし、例年とは異なる設計となっている。例年の方法を取らないということは、裏読みすれば、それ以外の予算要...
中央社会保険医療協議会は7月22日、薬価専門部会と総会を開催し、21年度から導入される中間年改定(毎年薬価改定)の前提となる薬価調査の実施を決めた。薬価改定はこれまで原則2年ごとに実施されてきたが、市場実勢価格を薬価に早く反映すべきとして「骨太の方針2018」で、21年度以降は毎年改定する方針が示されていた。最新の「骨太の方針2020」でも「新型コロナウイルス感染症による影響も勘案して十分に検討し、決定する」と記載された。 他方、財務省は7月21日、21年度予算概算要求期日を9月30日と1ヵ月の延期を決めた。また、財務省は通年であれば社会保障費の概算要求基準を示すが、今年は削減目標も自然増の容認範囲も示していない。さらに新型コロナ対策では要求額に上限を設けないとし、例年とは異なる設計となっている。例年の方法を取らないということは、裏読みすれば、それ以外の予算要求
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