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OBSERVER

IQVIAサービシーズジャパン ヴァイスプレジデントイノベーションオフィスヘッド 氏原真美

2020年8月15日号

バーチャル治験の敵は「紙文化」――新型コロナウイルス感染症(COVID―19)の拡大で、被験者が施設を訪問せずに済む「バーチャル治験」が注目されています。氏原 基本的なコンセプトは、患者さんの在宅化。オンライン診療と同じように、在宅から治験に参加するということ。背景には、臨床試験のスピード、コスト、コンプライアンス、クオリティがある。なかでも患者さんの組み入れでは来院回数の多さが課題となっている。正確にデータをとらなければならず、検査も多い。在宅化が進めば患者さんが参加しやすくなり、試験のスピードが上がる。 患者さんをリモート化するにあたって、施設の配置戦略を考えなければならない。これまで世界でいくつもサイトを立ち上げてその場の患者さんに参加していただいていたが、完全にリモートになるとサイトは1ヵ所で済む。患者さんの在宅化と合わせて治験のプロセスや... バーチャル治験の敵は「紙文化」――新型コロナウイルス感染症(COVID―19)の拡大で、被験者が施設を訪問せずに済む「バーチャル治験」が注目されています。氏原 基本的なコンセプトは、患者さんの在宅化。オンライン診療と同じように、在宅から治験に参加するということ。背景には、臨床試験のスピード、コスト、コンプライアンス、クオリティがある。なかでも患者さんの組み入れでは来院回数の多さが課題となっている。正確にデータをとらなければならず、検査も多い。在宅化が進めば患者さんが参加しやすくなり、試験のスピードが上がる。 患者さんをリモート化するにあたって、施設の配置戦略を考えなければならない。これまで世界でいくつもサイトを立ち上げてその場の患者さんに参加していただいていたが、完全にリモートになるとサイトは1ヵ所で済む。患者さんの在宅化と合わせて治験のプロセスや情報

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