医薬経済オンライン

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「うがい薬騒動」に見る関西コロナ対策の脆さ

「吉村一強」という危険な片道切符

神戸市議会議員 元国会議員政策秘書 岡田裕二

2020年8月15日号

うがい薬を掲げる吉村洋文・大阪府知事 「嘘みたいな本当の話」「うがい薬を使って(新型)コロナ(ウイルス)に効くのではないかという研究が出ました」  8月4日、松井一郎大阪市長と揃い踏みで臨時記者会見を開いた吉村洋文大阪府知事。「ポビドンヨード」が含まれたうがい薬で1日4回、うがいをするグループと、しないグループに分け、毎日唾液を採取してPCR検査を実施したところ、うがいをしたグループは唾液中のウイルスが大幅に減少したとのことだった。  しかし、唾液中のウイルスが減少したところで、コロナ感染症から早期に回復するわけではない。実際にはコロナ感染症対策には目立った効果はないものの、会見報道の直後から市中の薬局から「イソジン」などのうがい薬が姿を消した。この「イソジンパニック」は、いまや大阪の言いなり、傀儡に成り下... うがい薬を掲げる吉村洋文・大阪府知事 「嘘みたいな本当の話」「うがい薬を使って(新型)コロナ(ウイルス)に効くのではないかという研究が出ました」  8月4日、松井一郎大阪市長と揃い踏みで臨時記者会見を開いた吉村洋文大阪府知事。「ポビドンヨード」が含まれたうがい薬で1日4回、うがいをするグループと、しないグループに分け、毎日唾液を採取してPCR検査を実施したところ、うがいをしたグループは唾液中のウイルスが大幅に減少したとのことだった。  しかし、唾液中のウイルスが減少したところで、コロナ感染症から早期に回復するわけではない。実際にはコロナ感染症対策には目立った効果はないものの、会見報道の直後から市中の薬局から「イソジン」などのうがい薬が姿を消した。この「イソジンパニック」は、いまや大阪の言いなり、傀儡に成り下がっ

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