医薬経済オンライン

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鳥集徹の口に苦い話〜媚びないジャーナリストの劇薬処方箋〜

「感染の火だるま」と煽るより国を医する「上医」たれ

第116回

2020年8月15日号

「上医は国を医し、中医は人を医し、下医は病を医す」という中国由来の言葉がある。医師の間では、よく知られているはずだ。 7月30日、東京都医師会の尾﨑治夫会長が会見を開き、新型コロナウイルスの感染拡大阻止のために国が金銭的な補償を伴う休業要請を行い、応じない場合には罰則が適用できるよう特別措置法の改正を求めていく考えを示した。そして、「良識ある国会議員のみなさんコロナウイルスに夏休みはありません。一刻も早く国会を開いて、国ができること、しなければいけない事国民に示し、国民を安心させてください」(原文ママ) そう書かれたパネルを掲げながら、「休業のお願いというかたちのままだと日本全体が感染の火だるまに陥っていく。国が特措法を改正することが全国の火だねを消す唯一の方法だ」と訴えた。 尾﨑会長の主張はもっともで、休業要請をするなら、強制力と補償がセ... 「上医は国を医し、中医は人を医し、下医は病を医す」という中国由来の言葉がある。医師の間では、よく知られているはずだ。 7月30日、東京都医師会の尾﨑治夫会長が会見を開き、新型コロナウイルスの感染拡大阻止のために国が金銭的な補償を伴う休業要請を行い、応じない場合には罰則が適用できるよう特別措置法の改正を求めていく考えを示した。そして、「良識ある国会議員のみなさんコロナウイルスに夏休みはありません。一刻も早く国会を開いて、国ができること、しなければいけない事国民に示し、国民を安心させてください」(原文ママ) そう書かれたパネルを掲げながら、「休業のお願いというかたちのままだと日本全体が感染の火だるまに陥っていく。国が特措法を改正することが全国の火だねを消す唯一の方法だ」と訴えた。 尾﨑会長の主張はもっともで、休業要請をするなら、強制力と補償がセッ

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