読む医療ー医者が書いた本の斜め読みー
感染症専門医と「東大話法」の闘い
第151回
大西一幸
2020年8月15日号
『新型コロナウイルスの真実』、岩田健太郎著、ベスト新書、2020年4月刊 クラシック音楽の演奏会に行ったことはないが、関心はある。歌劇「ボエーム」のアリア「冷たい手を」は大好きな曲だし、ライブで聴いてみたいとは思う。歌劇でなくても、交響曲でもライブを楽しみたい。しかし、何だか敷居が高い。自分にクラシックコンサートの観客エチケットが備わっているのか実に心もとない。 例えば、楽章の間で拍手をしてしまうなんてことをやらかしたら、「クラシックを知らん田舎者が紛れている」と思われるに違いない。ところが最近、ある指揮者のコラムを読んでいたら、欧州の演奏会では楽章間に拍手する人がいると、大多数の観客、すべての演奏者が「新しいお客さんが来てくれた」と喜ぶという話が紹介されていた。楽章間の拍手を田舎者扱いするのは実は日本だけなのだと。事実だとすると田舎者は日本...
『新型コロナウイルスの真実』、岩田健太郎著、ベスト新書、2020年4月刊 クラシック音楽の演奏会に行ったことはないが、関心はある。歌劇「ボエーム」のアリア「冷たい手を」は大好きな曲だし、ライブで聴いてみたいとは思う。歌劇でなくても、交響曲でもライブを楽しみたい。しかし、何だか敷居が高い。自分にクラシックコンサートの観客エチケットが備わっているのか実に心もとない。 例えば、楽章の間で拍手をしてしまうなんてことをやらかしたら、「クラシックを知らん田舎者が紛れている」と思われるに違いない。ところが最近、ある指揮者のコラムを読んでいたら、欧州の演奏会では楽章間に拍手する人がいると、大多数の観客、すべての演奏者が「新しいお客さんが来てくれた」と喜ぶという話が紹介されていた。楽章間の拍手を田舎者扱いするのは実は日本だけなのだと。事実だとすると田舎者は日本の
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