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平時医療体制の破綻に備える〜電光石火こそ最良の有事医療〜

自衛隊内の犯罪が減らない理由③

第106回 「人」が基準の犯罪捜査

琉球大学医学部 非常勤講師 照井資規

2020年8月15日号

 表のとおり、防衛省・自衛隊は3月1日から、パワハラやいじめに対する処分基準を引き上げた。これまで述べてきたように、筆者が陸上自衛隊岩手駐屯地第9戦車大隊衛生小隊長(※1)だったときに遭った暴行事件では、「傷害(全治1週間以上1ヵ月未満)、複数回・長期間の暴行」に相当し、加害者の小山久志2等陸尉(当時)には厳罰化前でも「6日以上15日以内の停職」の処分が下されるべきだった。  しかし自衛隊内で処分はなされず、盛岡地方検察庁に書類送検となった(※2)ものの、傷害ではなく暴行事件にされ、結果は「罪とならず」となり、1等陸尉に昇任しての定年退官後は瑞宝双光章が授与され、現在は岩手銀行人事部人材開発室で第2の人生を送っている。(※3)  小山2尉は事件後も反省することなく、執拗にパワハラを繰り返すばかりか業務に協力しないなど職権...  表のとおり、防衛省・自衛隊は3月1日から、パワハラやいじめに対する処分基準を引き上げた。これまで述べてきたように、筆者が陸上自衛隊岩手駐屯地第9戦車大隊衛生小隊長(※1)だったときに遭った暴行事件では、「傷害(全治1週間以上1ヵ月未満)、複数回・長期間の暴行」に相当し、加害者の小山久志2等陸尉(当時)には厳罰化前でも「6日以上15日以内の停職」の処分が下されるべきだった。  しかし自衛隊内で処分はなされず、盛岡地方検察庁に書類送検となった(※2)ものの、傷害ではなく暴行事件にされ、結果は「罪とならず」となり、1等陸尉に昇任しての定年退官後は瑞宝双光章が授与され、現在は岩手銀行人事部人材開発室で第2の人生を送っている。(※3)  小山2尉は事件後も反省することなく、執拗にパワハラを繰り返すばかりか業務に協力しないなど職権濫

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