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2020年8月15日号

新型コロナワクチン開発が加速化、一方で懸念も 製薬各社の新型コロナウイルスのワクチン開発が、各国政府の支援を受け、過去に例を見ない速度で進んでいる。とくに甚大な被害を受けている米国では、政府が製薬各社とワクチンの買い取り契約を相次いで結んでいる。 米モデルナのワクチン候補品mRNA―1273は計画通り7月末から第Ⅲ相試験が始まった。モデルナ製品は米国政府肝いりの「ワープ・スピード作戦」の一環として、米国アレルギー・感染症研究所(NIAID)と生物医学先端研究開発局(BARDA)が支援。モデルナはBARDAからの治験支援費用4億7200万ドルを含め、総額約10億ドルの開発援助費用を米政府から獲得している。 第Ⅲ相は約3万人の被験者を対象にmRNA―1273の100㎎投与群とプラセボを比較するもの。被験者は28日間の間隔を空けて2回受ける。主要評価項目は感染予防、副次評価項目は新型コロナウ... 新型コロナワクチン開発が加速化、一方で懸念も 製薬各社の新型コロナウイルスのワクチン開発が、各国政府の支援を受け、過去に例を見ない速度で進んでいる。とくに甚大な被害を受けている米国では、政府が製薬各社とワクチンの買い取り契約を相次いで結んでいる。 米モデルナのワクチン候補品mRNA―1273は計画通り7月末から第Ⅲ相試験が始まった。モデルナ製品は米国政府肝いりの「ワープ・スピード作戦」の一環として、米国アレルギー・感染症研究所(NIAID)と生物医学先端研究開発局(BARDA)が支援。モデルナはBARDAからの治験支援費用4億7200万ドルを含め、総額約10億ドルの開発援助費用を米政府から獲得している。 第Ⅲ相は約3万人の被験者を対象にmRNA―1273の100㎎投与群とプラセボを比較するもの。被験者は28日間の間隔を空けて2回受ける。主要評価項目は感染予防、副次評価項目は新型コロナウイル

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