医薬経済オンライン

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AMR薬開発の「サブスク」は成功するか

法制化で製薬企業に「ご褒美」、国民の理解が鍵に

2020年9月1日号

 病原体への薬が効かなくなる「薬剤耐性」(Antimicrobial Resistance=AMR)の創薬対策で、新たに法制化をめざす動きが出てきた。製薬企業がAMR対策の新薬を開発して上市しても不採算となる事例が相次ぎ、このままでは新薬が開発されなくなるためだ。そこでAMRの新薬を開発して上市すれば、一定の「報奨」を国が製薬企業に支払う仕組みを日本製薬工業協会が提案。しかも、1製品ごとではなく、複数の製品について一定期間、まとまって報奨を支払ってもらうという「サブスクリプションモデル」(サブスク)を構想中という。  サブスクといえば、アマゾンプライムやネットフリックスのような「動画見放題」のサービスが有名だが、そのビジネスモデルをAMR薬の開発にも応用しようという試みだ。8月に都内で開催された日本感染症学会学術講演会でも、このAMR薬のサブスクが話題と...  病原体への薬が効かなくなる「薬剤耐性」(Antimicrobial Resistance=AMR)の創薬対策で、新たに法制化をめざす動きが出てきた。製薬企業がAMR対策の新薬を開発して上市しても不採算となる事例が相次ぎ、このままでは新薬が開発されなくなるためだ。そこでAMRの新薬を開発して上市すれば、一定の「報奨」を国が製薬企業に支払う仕組みを日本製薬工業協会が提案。しかも、1製品ごとではなく、複数の製品について一定期間、まとまって報奨を支払ってもらうという「サブスクリプションモデル」(サブスク)を構想中という。  サブスクといえば、アマゾンプライムやネットフリックスのような「動画見放題」のサービスが有名だが、そのビジネスモデルをAMR薬の開発にも応用しようという試みだ。8月に都内で開催された日本感染症学会学術講演会でも、このAMR薬のサブスクが話題とな

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