医薬経済オンライン

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薬価収載「見送り」品目の行方

「60日・90日ルール」に患者代表が投じた一石

2020年9月1日号

「承認から3ヵ月待てば、新しい薬が使えるようになる」  新薬の登場を待ちわびる患者にとって、そう信じる根拠となっているのが、薬事承認から「原則60日以内、遅くとも90日以内」とされる薬価収載ルールの存在だ。  8月19日の中央社会保険医療協議会総会で、新薬の収載を議論した際、患者代表の間宮清委員(連合「患者本位の医療を確立する連絡会」委員)は、審議の俎上に載せられていない内容について、厚生労働省に質した。 「(新薬が)承認されれば、患者は60日・90日で保険で使えると期待するが、企業の都合や薬価交渉が不調で収載されなければ、患者の利益にまったくつながらない。承認から薬価収載とスムーズにいっていないなら、どうなっているのか、進捗を報告してもらうスキームをつくってもいいのではないか」  間宮氏は具体的な品目に... 「承認から3ヵ月待てば、新しい薬が使えるようになる」  新薬の登場を待ちわびる患者にとって、そう信じる根拠となっているのが、薬事承認から「原則60日以内、遅くとも90日以内」とされる薬価収載ルールの存在だ。  8月19日の中央社会保険医療協議会総会で、新薬の収載を議論した際、患者代表の間宮清委員(連合「患者本位の医療を確立する連絡会」委員)は、審議の俎上に載せられていない内容について、厚生労働省に質した。 「(新薬が)承認されれば、患者は60日・90日で保険で使えると期待するが、企業の都合や薬価交渉が不調で収載されなければ、患者の利益にまったくつながらない。承認から薬価収載とスムーズにいっていないなら、どうなっているのか、進捗を報告してもらうスキームをつくってもいいのではないか」  間宮氏は具体的な品目には言

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