社長の「無茶ぶり」で成長続けるタニタ
経営者の資質「ほら吹き」「バカ者」で邁進
2020年9月1日号
ニポネット・タニタを配信
10年ほど前に遡る。世界を変えるような骨太ベンチャーが一向に誕生しないニッポンにおいて、「ほら吹き3兄弟」と呼ばれ始めた3人の経営者がいた。日本電産の永守重信会長、ソフトバンクグループ(SBG)の孫正義会長兼社長、ファーストリテイリングの柳井正社長だ。3人はいずれも、当時の年商や時価総額をはるかに上回る壮大な経営目標をぶち上げて、保守的な財界の主流らを鼻白ませた。
果たして結果はどうだろう。20年度に売上高5兆円をめざすとしていたファーストリテイリングは、20年8月期予想が1.9兆円にとどまった。SBGは10兆円規模で運営するソフトバンク・ビジョン・ファンドが19年度に巨額損失を出したため、中国のアリババ株など、優良資産の叩き売りを迫られている。日本電産はM&Aを絶え間なく繰り返したにもかかわらず、足元20年3...
ニポネット・タニタを配信
10年ほど前に遡る。世界を変えるような骨太ベンチャーが一向に誕生しないニッポンにおいて、「ほら吹き3兄弟」と呼ばれ始めた3人の経営者がいた。日本電産の永守重信会長、ソフトバンクグループ(SBG)の孫正義会長兼社長、ファーストリテイリングの柳井正社長だ。3人はいずれも、当時の年商や時価総額をはるかに上回る壮大な経営目標をぶち上げて、保守的な財界の主流らを鼻白ませた。
果たして結果はどうだろう。20年度に売上高5兆円をめざすとしていたファーストリテイリングは、20年8月期予想が1.9兆円にとどまった。SBGは10兆円規模で運営するソフトバンク・ビジョン・ファンドが19年度に巨額損失を出したため、中国のアリババ株など、優良資産の叩き売りを迫られている。日本電産はM&Aを絶え間なく繰り返したにもかかわらず、足元20年3月
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