激動の時代の製薬企業 その戦略と事業価値
日本新薬 「独自性」追求の戦略が奏功
中計目標を凌駕した収益
2020年9月1日号
日本新薬の事業戦略の基本は、血液、泌尿器、婦人科、難病・希少疾患の4領域で、治療ニーズが満たされていない疾患をターゲットに、高品質で特長のある医薬品を提供する独自性の追求である。この戦略が成果を示していることは近年の収益が実証している。継続的に5ヵ年の中期経営計画を推進しており、18年度に第5次中計を終了した。19年度からは第6次中計に入っている。
第5次中計は計画以上の成果だった。独自性を追求する戦略が効果を挙げた。中計での数値目標は18年度の売上高1100億円(13年度比1.44倍)、営業利益180億円(2.25倍)、純利益120億円(2.09倍)、EPSは180円(2.11倍)、ROEは10.0%だった。実績は売上高1147億円(1.5倍)、営業利益206億円(2.58倍)、純利益163億円(2.76倍)、EPSは242円(2.83倍)、ROEは12.5%と大きく上回った。
第5...
日本新薬の事業戦略の基本は、血液、泌尿器、婦人科、難病・希少疾患の4領域で、治療ニーズが満たされていない疾患をターゲットに、高品質で特長のある医薬品を提供する独自性の追求である。この戦略が成果を示していることは近年の収益が実証している。継続的に5ヵ年の中期経営計画を推進しており、18年度に第5次中計を終了した。19年度からは第6次中計に入っている。
第5次中計は計画以上の成果だった。独自性を追求する戦略が効果を挙げた。中計での数値目標は18年度の売上高1100億円(13年度比1.44倍)、営業利益180億円(2.25倍)、純利益120億円(2.09倍)、EPSは180円(2.11倍)、ROEは10.0%だった。実績は売上高1147億円(1.5倍)、営業利益206億円(2.58倍)、純利益163億円(2.76倍)、EPSは242円(2.83倍)、ROEは12.5%と大きく上回った。
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