「やっている感」に翻弄された製薬業界
新薬創出加算を「骨抜き」にした安倍首相
2020年9月1日号
昨年は想像できなかった辞任劇
安倍晋三首相が8月28日、持病の潰瘍性大腸炎の再発を理由に、退陣を表明した。8月30日時点で、自民党新総裁を9月15日に選ぶ方向で調整、臨時国会を開き、2日後の17日には新首相が誕生する。
首相候補には菅義偉官房長官、岸田文雄政調会長、石破茂元幹事長、河野太郎防衛相の名前が挙がっているが、菅官房長官が頭一つ抜けている。
退陣の理由は07年9月の第1次政権、そして今回ともに潰瘍性大腸炎だった。一方、7年8ヵ月に及ぶ長期政権を可能としたのが、この難病を抑える医薬品の存在だった。自民党総裁選に再び返り咲いた12年9月26日。第1次政権を放り出した記憶が焼き付いていたなかで、安倍首相自身がメディアに対し、新薬の登場を契機に潰瘍性大腸炎を克服したこと、その新薬がゼリア新薬の「アサコール」であったこと...
昨年は想像できなかった辞任劇
安倍晋三首相が8月28日、持病の潰瘍性大腸炎の再発を理由に、退陣を表明した。8月30日時点で、自民党新総裁を9月15日に選ぶ方向で調整、臨時国会を開き、2日後の17日には新首相が誕生する。
首相候補には菅義偉官房長官、岸田文雄政調会長、石破茂元幹事長、河野太郎防衛相の名前が挙がっているが、菅官房長官が頭一つ抜けている。
退陣の理由は07年9月の第1次政権、そして今回ともに潰瘍性大腸炎だった。一方、7年8ヵ月に及ぶ長期政権を可能としたのが、この難病を抑える医薬品の存在だった。自民党総裁選に再び返り咲いた12年9月26日。第1次政権を放り出した記憶が焼き付いていたなかで、安倍首相自身がメディアに対し、新薬の登場を契機に潰瘍性大腸炎を克服したこと、その新薬がゼリア新薬の「アサコール」であったことを
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