激動の時代の製薬企業 その戦略と事業価値
アステラス製薬 新たな視点で長期成長路線構築
足元は次なる成長への準備期
2020年9月15日号
アステラス製薬は15年に策定した長期ビジョンで「変化する医療の最先端に立ち、科学の進歩を患者さんの価値に変える」と宣言、このビジョンのもとに経営戦略も最先端のサイエンスを追求し、患者さんに価値をもたらす医療ソリューションの創出をめざすとしている。18年4月にスタートした「経営計画2018」は、20年度を目標にした3ヵ年計画で、現在は計画の最終年度になる。
計画の20年度の数値目標は、売上高が17年度水準、研究開発費2000億円以上、コア営業利益率は20%以上、コアEPS(1株あたり利益)は17年度を上回るとした。この期間を次なる成長に向けた準備の時期と位置付けている。主力品だった過活動膀胱(OAB)治療剤「ベシケア」が14年度の1352億円をピークに漸減の動きに入っており、19年度には独占販売期間満了で大きく落ち込むため、19年度売上高が目先のボトム...
アステラス製薬は15年に策定した長期ビジョンで「変化する医療の最先端に立ち、科学の進歩を患者さんの価値に変える」と宣言、このビジョンのもとに経営戦略も最先端のサイエンスを追求し、患者さんに価値をもたらす医療ソリューションの創出をめざすとしている。18年4月にスタートした「経営計画2018」は、20年度を目標にした3ヵ年計画で、現在は計画の最終年度になる。
計画の20年度の数値目標は、売上高が17年度水準、研究開発費2000億円以上、コア営業利益率は20%以上、コアEPS(1株あたり利益)は17年度を上回るとした。この期間を次なる成長に向けた準備の時期と位置付けている。主力品だった過活動膀胱(OAB)治療剤「ベシケア」が14年度の1352億円をピークに漸減の動きに入っており、19年度には独占販売期間満了で大きく落ち込むため、19年度売上高が目先のボトムに
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