技術革新と製薬企業の明日
AZD1222の「真実」 3つの疑問に答える
第120回
生島准
2020年9月15日号
「予備費の6714億円の使用を閣議決定しました。(新型コロナウイルス)ワクチンの確保については、これまで、米ファイザーからは、来年6月末までに1億2000万回分、英アストラゼネカからは、来年初頭から、1億2000万回分、うち来年3月までに3000万回分のワクチンの供給を受けることで、基本合意に至ったところです」
こう言い切ったところで、加藤勝信厚生労働相は記者の前で胸を張ってみせた。1億2000万人の国民全体に行き渡るワクチンを確保した成果を、9月8日の定例大臣会見で強調したのだ。
しかし、本当にこれらのワクチンは安心して全国民に接種し、経済のV字回復を保証するものなのだろうか。最も実用化が早いと期待されている、アストラゼネカの新型コロナウイルスワクチン「AZD1222」から、まず検証したい。
当初は米モデルナのメッセンジャーRNA(mR...
「予備費の6714億円の使用を閣議決定しました。(新型コロナウイルス)ワクチンの確保については、これまで、米ファイザーからは、来年6月末までに1億2000万回分、英アストラゼネカからは、来年初頭から、1億2000万回分、うち来年3月までに3000万回分のワクチンの供給を受けることで、基本合意に至ったところです」
こう言い切ったところで、加藤勝信厚生労働相は記者の前で胸を張ってみせた。1億2000万人の国民全体に行き渡るワクチンを確保した成果を、9月8日の定例大臣会見で強調したのだ。
しかし、本当にこれらのワクチンは安心して全国民に接種し、経済のV字回復を保証するものなのだろうか。最も実用化が早いと期待されている、アストラゼネカの新型コロナウイルスワクチン「AZD1222」から、まず検証したい。
当初は米モデルナのメッセンジャーRNA(mRNA
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