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菅内閣発足で大混乱に陥る関西政局

「自公維」連立がもたらす「阪神割譲」

神戸市議会議員・元国会議員政策秘書 岡田裕二

2020年9月15日号

長期政権の可能性も 「安倍(晋三)総裁が全身全霊を傾けて進めてこられた取り組みをしっかり継承し、さらに前に進めるために私の持てる力をすべて尽くす覚悟であります」  9月2日の出馬表明でそう語った菅義偉官房長官は、国民の大半の予想どおり、14日に自民党総裁に選ばれた。16日に開かれる臨時国会で総理に指名され、菅内閣が発足する見込みだ。  筆者が塩崎恭久衆院議員(元厚労相)の政策秘書として国会で働いていた頃、とくに自民党が野党だった時期、菅氏には仕事でよくご指導をいただいた。  11年3月に起きた福島第一原発事故の調査委員会を国会に設置する際、衆院の議院運営委員会筆頭理事として担当したのが菅氏で、筆者はその事務局を務めた。携帯電話で話をするととても声が小さく、車に乗っているときなどは声が聞き取れずに難儀... 長期政権の可能性も 「安倍(晋三)総裁が全身全霊を傾けて進めてこられた取り組みをしっかり継承し、さらに前に進めるために私の持てる力をすべて尽くす覚悟であります」  9月2日の出馬表明でそう語った菅義偉官房長官は、国民の大半の予想どおり、14日に自民党総裁に選ばれた。16日に開かれる臨時国会で総理に指名され、菅内閣が発足する見込みだ。  筆者が塩崎恭久衆院議員(元厚労相)の政策秘書として国会で働いていた頃、とくに自民党が野党だった時期、菅氏には仕事でよくご指導をいただいた。  11年3月に起きた福島第一原発事故の調査委員会を国会に設置する際、衆院の議院運営委員会筆頭理事として担当したのが菅氏で、筆者はその事務局を務めた。携帯電話で話をするととても声が小さく、車に乗っているときなどは声が聞き取れずに難儀を

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