医薬経済オンライン

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予想される感染症「司令塔」構想への反発

新型コロナで浮上 「健康危機管理機構」は実現できるか

2020年9月15日号

国立感染症研究所  東京・新宿区にある「国立感染症研究所」と「国立国際医療研究センター」(NCGM)を統合する案が浮上している。新型コロナウイルス感染症の流行を踏まえ、両組織を統合し、新たに感染症対策の「司令塔」を創設する構想だ。公衆衛生に詳しい武見敬三参院議員が委員長を務める自民党の「感染症対策ガバナンス小委員会」による構想で、菅義偉官房長官の首相就任後、政府に提言する予定となっている。  日本の新型コロナ対策では、米国疾病予防管理センター(CDC)のような司令塔がなく対応が遅れたとされる。提言もこの点を指摘しており、司令塔が不在で「権限の責任の所在が不明であった」と記載。PCR検査に至っては、国のトップであるはずの安倍晋三首相の号令にもかかわらず、「結果として一国の総理が『目詰まりがあった』として、国の意思が... 国立感染症研究所  東京・新宿区にある「国立感染症研究所」と「国立国際医療研究センター」(NCGM)を統合する案が浮上している。新型コロナウイルス感染症の流行を踏まえ、両組織を統合し、新たに感染症対策の「司令塔」を創設する構想だ。公衆衛生に詳しい武見敬三参院議員が委員長を務める自民党の「感染症対策ガバナンス小委員会」による構想で、菅義偉官房長官の首相就任後、政府に提言する予定となっている。  日本の新型コロナ対策では、米国疾病予防管理センター(CDC)のような司令塔がなく対応が遅れたとされる。提言もこの点を指摘しており、司令塔が不在で「権限の責任の所在が不明であった」と記載。PCR検査に至っては、国のトップであるはずの安倍晋三首相の号令にもかかわらず、「結果として一国の総理が『目詰まりがあった』として、国の意思が地

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