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OBSERVER

東京大学高齢社会総合研究機構機構長未来ビジョン研究センター教授 飯島勝矢

2020年10月1日号

見過ごせない「健康2次被害」――新型コロナウイルス感染症の拡大で、「ステイホーム」など自粛生活を余儀なくされました。飯島 若者や中年の世代は「コロナ太り」を気にしているかもしれないが、お年寄りは大半が「コロナ痩せ」してしまっている。メディアは毎日コロナ感染者の数を報じている。第1波のときは得体の知れないウイルスということで暗中模索だったが、7~8月の第2波となると、ある程度ウイルスについて把握でき、工夫すればクラスターを生じず、外の空気を吸いに行けることもわかってきた。しかし、多くのお年寄りは、言葉を選ばなければならないが、感染者数を意識し過ぎて、萎縮してしまっている。出かける回数も減り、いわゆる「生活不活発」に陥っている。実際にエビデンスが集まってきている。――どのようなことがわかってきたのでしょうか。飯島 かねて全国の約70自治体でフレイル(虚弱... 見過ごせない「健康2次被害」――新型コロナウイルス感染症の拡大で、「ステイホーム」など自粛生活を余儀なくされました。飯島 若者や中年の世代は「コロナ太り」を気にしているかもしれないが、お年寄りは大半が「コロナ痩せ」してしまっている。メディアは毎日コロナ感染者の数を報じている。第1波のときは得体の知れないウイルスということで暗中模索だったが、7~8月の第2波となると、ある程度ウイルスについて把握でき、工夫すればクラスターを生じず、外の空気を吸いに行けることもわかってきた。しかし、多くのお年寄りは、言葉を選ばなければならないが、感染者数を意識し過ぎて、萎縮してしまっている。出かける回数も減り、いわゆる「生活不活発」に陥っている。実際にエビデンスが集まってきている。――どのようなことがわかってきたのでしょうか。飯島 かねて全国の約70自治体でフレイル(虚弱)

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