医薬経済オンライン

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後発品ビジネスは「業界再編」に突入

「ポスト80%時代」のサバイバル戦略

㈱薬新 井高恭彦

2020年10月1日号

 厚生労働省の発表資料をもとに作成  政府が掲げた後発品の使用目標80%が20年9月末で期限を迎え、ひとまず終了した。「ギリギリ達成」「ギリギリ未達」。現時点で見方は二分化しており、正解は薬価調査の結果を待つばかりだが、ここ数年、後発品ビジネス環境は大きく変わった。数量シェアは増えたが、収益の伸びは鈍化。使用促進策の追い風で膨らんだ「バブル」は確実に縮小している。  そうしたなか、これまで噂の域を出なかった大規模な事業売却、買収、ファンドや異業種の資本参入が昨年来、いくつか具現化している。いまはまだ数例に過ぎないが、水面下では経営者間で相当数の交渉が進められている。「ポスト80%時代」は後発品企業の事業構造改革、再編が本格化するだろう。  政府は後発品使用促進策を進める一方で、初参入の後発品の薬価を低く抑え...  厚生労働省の発表資料をもとに作成  政府が掲げた後発品の使用目標80%が20年9月末で期限を迎え、ひとまず終了した。「ギリギリ達成」「ギリギリ未達」。現時点で見方は二分化しており、正解は薬価調査の結果を待つばかりだが、ここ数年、後発品ビジネス環境は大きく変わった。数量シェアは増えたが、収益の伸びは鈍化。使用促進策の追い風で膨らんだ「バブル」は確実に縮小している。  そうしたなか、これまで噂の域を出なかった大規模な事業売却、買収、ファンドや異業種の資本参入が昨年来、いくつか具現化している。いまはまだ数例に過ぎないが、水面下では経営者間で相当数の交渉が進められている。「ポスト80%時代」は後発品企業の事業構造改革、再編が本格化するだろう。  政府は後発品使用促進策を進める一方で、初参入の後発品の薬価を低く抑えるル

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