鳥集徹の口に苦い話〜媚びないジャーナリストの劇薬処方箋〜
日本最高の英才を集める東大医学部の「使命」とは何か
第119回
2020年10月1日号
9月に、和田秀樹氏と共著で『東大医学部』(ブックマン社)を上梓した。和田氏は灘中高、東京大学医学部の出身で多数の著作があり、受験指導だけでなく映画監督としても知られる精神科医だ。 和田氏の著書の出版記念イベントで、2人で東大医学部の話で盛り上がっていたのを横で聞いていた編集者が、「話がおもしろいから本にしましょう」と話が進み、対談形式での出版が実現した。とにかく和田氏が、実名を挙げて東大などの権威者の批判をしているので、医薬業界の人も面白いと思う。興味のある方はぜひ、手に取ってみてほしい。 断っておくが、筆者は東大医学部に恨みも嫉妬も何もない。東大医学部医学科への進学が約束される理科Ⅲ類は、国内最高峰の偏差値を誇る。同じテストを受ける理科Ⅰ類、Ⅱ類と比べて60~80点も高得点を取らないと合格できないので、東大生の間でも理Ⅲ生は「宇宙人」と呼ばれ...
9月に、和田秀樹氏と共著で『東大医学部』(ブックマン社)を上梓した。和田氏は灘中高、東京大学医学部の出身で多数の著作があり、受験指導だけでなく映画監督としても知られる精神科医だ。 和田氏の著書の出版記念イベントで、2人で東大医学部の話で盛り上がっていたのを横で聞いていた編集者が、「話がおもしろいから本にしましょう」と話が進み、対談形式での出版が実現した。とにかく和田氏が、実名を挙げて東大などの権威者の批判をしているので、医薬業界の人も面白いと思う。興味のある方はぜひ、手に取ってみてほしい。 断っておくが、筆者は東大医学部に恨みも嫉妬も何もない。東大医学部医学科への進学が約束される理科Ⅲ類は、国内最高峰の偏差値を誇る。同じテストを受ける理科Ⅰ類、Ⅱ類と比べて60~80点も高得点を取らないと合格できないので、東大生の間でも理Ⅲ生は「宇宙人」と呼ばれてい
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