医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

Current Issues

Current Issues

2020年10月15日号

COVID―19の研究開発、順調に進捗 COVID─19(新型コロナウイルス感染症)の治療法研究に関する情報が日々、めまぐるしく変化するなか、米国でワクチン完成までの橋渡しとして注目が高い抗体製品に大きなニュースが舞い込んだ。 米イーライリリーは10月7日、「LY─CoV555」(バムラニビマブ)を軽度〜中等度のCOVID─19で重症化のリスクが高い患者を対象に緊急使用許可(EUA)申請をしたと発表した。EUAはパンデミックの最中に有望な新薬を優先的に仮承認するシステムで、正式承認はすべての治験が完了した時点で後日判断されることになる。FDA(米国食品医薬品局)がどう判断するか定かではない。抗体製品では「レムデシビル」がEUAを受けている。 リリーによると、治験では約450人の被験者を3つの異なる用量の投与群に分けてプラセボと比較、その結果2800㎎投与群で著しいウイルスの減少が認められ、投... COVID―19の研究開発、順調に進捗 COVID─19(新型コロナウイルス感染症)の治療法研究に関する情報が日々、めまぐるしく変化するなか、米国でワクチン完成までの橋渡しとして注目が高い抗体製品に大きなニュースが舞い込んだ。 米イーライリリーは10月7日、「LY─CoV555」(バムラニビマブ)を軽度〜中等度のCOVID─19で重症化のリスクが高い患者を対象に緊急使用許可(EUA)申請をしたと発表した。EUAはパンデミックの最中に有望な新薬を優先的に仮承認するシステムで、正式承認はすべての治験が完了した時点で後日判断されることになる。FDA(米国食品医薬品局)がどう判断するか定かではない。抗体製品では「レムデシビル」がEUAを受けている。 リリーによると、治験では約450人の被験者を3つの異なる用量の投与群に分けてプラセボと比較、その結果2800㎎投与群で著しいウイルスの減少が認められ、投与11

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence