医薬経済オンライン

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医工連携

時空を超えて動きと感触を再現

医工連携の実践者30 溝口貴弘 モーションリブ代表取締役CEO

2020年10月15日号

 昨年まで季節性インフルエンザ鑑別のため地域の開業医で普通に行われていたスワブによる咽頭拭い液の採取が、この冬は減ると見られている。症状だけでは新型コロナウイルス感染症(COVID─19)と見分けるのが困難で、もしCOVID─19だった場合、採取場所のウイルス汚染と医療従事者の感染リスクが高いからだ。事後のスペース消毒や防護具の着脱などに時間を取られて、生産性も犠牲になる。だが、鑑別後の対応策が異なるからこそ検体検査をしたいのであり、検体採取を忌避するのは医療の価値も損ないかねないジレンマだ。  対抗策として現時点では、唾液や鼻汁のような感染リスクの低い検体でCOVID─19を鑑別しようとする方向が主流だが、見逃しは増えるだろうし、患者と医療従事者が同一空間にいる限り絶対に安全とは言い切れず、消毒や防護具も欠かせない。  だったら患者と医...  昨年まで季節性インフルエンザ鑑別のため地域の開業医で普通に行われていたスワブによる咽頭拭い液の採取が、この冬は減ると見られている。症状だけでは新型コロナウイルス感染症(COVID─19)と見分けるのが困難で、もしCOVID─19だった場合、採取場所のウイルス汚染と医療従事者の感染リスクが高いからだ。事後のスペース消毒や防護具の着脱などに時間を取られて、生産性も犠牲になる。だが、鑑別後の対応策が異なるからこそ検体検査をしたいのであり、検体採取を忌避するのは医療の価値も損ないかねないジレンマだ。  対抗策として現時点では、唾液や鼻汁のような感染リスクの低い検体でCOVID─19を鑑別しようとする方向が主流だが、見逃しは増えるだろうし、患者と医療従事者が同一空間にいる限り絶対に安全とは言い切れず、消毒や防護具も欠かせない。  だったら患者と医療

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