財界論
「財界とは魑魅魍魎の世界か」
第1回
茨城大学名誉教授 古賀純一郎
2020年10月15日号
“財界論”をスタートするにあたり、自己紹介を。大学でメディア論を講義するかたわら、マスコミ時代から続く財界との付き合いをベースに学会論文や月刊誌に執筆する学者兼ジャーナリストでもあります。製薬業界との縁もあります。前職では大阪・道修町を担当したこともあります。その経験からすると財界からもっとも遠い業界のひとつではないでしょうか。「近寄りがたい」「カネがかかりそうだ」とのイメージもあるのでしょう。実態を知ると身近に感じるかもしれません。
◇ ◇ ◇
「政権が交代しようが財界は永遠たるべし」と語ったのは経済同友会代表幹事や日本商工会議所会頭などを務めた“財界のドン”永野重雄氏。清貧さがつとに知られた“財界の荒法師”と呼ばれた土光敏夫経団連会長は「財界人は政治家と料亭などで夜、会うべきでない。こそこそやるから痛くも...
“財界論”をスタートするにあたり、自己紹介を。大学でメディア論を講義するかたわら、マスコミ時代から続く財界との付き合いをベースに学会論文や月刊誌に執筆する学者兼ジャーナリストでもあります。製薬業界との縁もあります。前職では大阪・道修町を担当したこともあります。その経験からすると財界からもっとも遠い業界のひとつではないでしょうか。「近寄りがたい」「カネがかかりそうだ」とのイメージもあるのでしょう。実態を知ると身近に感じるかもしれません。
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「政権が交代しようが財界は永遠たるべし」と語ったのは経済同友会代表幹事や日本商工会議所会頭などを務めた“財界のドン”永野重雄氏。清貧さがつとに知られた“財界の荒法師”と呼ばれた土光敏夫経団連会長は「財界人は政治家と料亭などで夜、会うべきでない。こそこそやるから痛くもな
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