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医師の残業減へ厚労相が指針

近藤正觀

2020年10月15日号

 厚生労働省は9月30日、「医師の働き方改革の推進に関する検討会」で、医師の労働時間短縮などに関する厚労相指針案を提示した。医師の時間外労働(残業)について、上限規制が適用される24年4月から3年ごとに新たに上限目標を設け、労働時間の短縮を図る方針を示し、概ね了承を得た。厚労省は関連法の改正に着手する。 基本的考え方としては、①日本の医療は医師の自己犠牲的な長時間労働に支えられており、危機的な状況にあることを踏まえ、良質な医療提供のためには医師の健康を確保することが重要、②働き方改革は、医師の偏在を含む地域医療提供体制の改革と一体となって進めなければ長時間労働を解消できない、③行政、医療機関、医療従事者、医療の受け手などすべての関係者が一丸となって、不断の取り組みが必要だ――とした。また、医師の時間外労働短縮目標ラインは、35年度末を目標に現在の特例...  厚生労働省は9月30日、「医師の働き方改革の推進に関する検討会」で、医師の労働時間短縮などに関する厚労相指針案を提示した。医師の時間外労働(残業)について、上限規制が適用される24年4月から3年ごとに新たに上限目標を設け、労働時間の短縮を図る方針を示し、概ね了承を得た。厚労省は関連法の改正に着手する。 基本的考え方としては、①日本の医療は医師の自己犠牲的な長時間労働に支えられており、危機的な状況にあることを踏まえ、良質な医療提供のためには医師の健康を確保することが重要、②働き方改革は、医師の偏在を含む地域医療提供体制の改革と一体となって進めなければ長時間労働を解消できない、③行政、医療機関、医療従事者、医療の受け手などすべての関係者が一丸となって、不断の取り組みが必要だ――とした。また、医師の時間外労働短縮目標ラインは、35年度末を目標に現在の特例的な

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