時感/編集後記
時感/編集後記
2020年11月1日号
時感
ある「双子の兄弟」
小学5年生の頃だ。その弟が家の前の公園で木登りをしていた際、両足を乗せている枝が突然折れて落下。変な角度で手首をついてしまい、骨折した。石膏ギプスで固定し、三角巾で吊る生活を余儀なくされた。それだけでなく、サッカーをやっていた弟は、よく足首をねん挫した。キーパーをやった際、手の親指をゴールポストにぶつけ、悶絶したこともあった。
弟が18歳のときにはランニング中、息苦しくなり、走れなくなった。病院の医師の診断は「自然気胸」。一旦退院したが、すぐに再発したため、手術することになった。
兄弟が45歳になった今年、立ち眩みで転倒した弟は顔面を強打し、唇を8針縫うケガをした。弟は20年来の腰痛持ちでもある。
「また、お前かよ」
ケガや病気の多い弟に対し、兄は冷たく接...
時感
ある「双子の兄弟」
小学5年生の頃だ。その弟が家の前の公園で木登りをしていた際、両足を乗せている枝が突然折れて落下。変な角度で手首をついてしまい、骨折した。石膏ギプスで固定し、三角巾で吊る生活を余儀なくされた。それだけでなく、サッカーをやっていた弟は、よく足首をねん挫した。キーパーをやった際、手の親指をゴールポストにぶつけ、悶絶したこともあった。
弟が18歳のときにはランニング中、息苦しくなり、走れなくなった。病院の医師の診断は「自然気胸」。一旦退院したが、すぐに再発したため、手術することになった。
兄弟が45歳になった今年、立ち眩みで転倒した弟は顔面を強打し、唇を8針縫うケガをした。弟は20年来の腰痛持ちでもある。
「また、お前かよ」
ケガや病気の多い弟に対し、兄は冷たく接し
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