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激動の時代の製薬企業 その戦略と事業価値

キッセイ薬品 新5ヵ年計画に注目

ユリーフ激減から立ち直れるか

2020年11月1日号

 キッセイ薬品は17年4月から取り組んでいた中期経営計画「Co-Creation」を3年間で打ち切り、20年4月から25年3月までの「PEGASUS」と命名した新中期5ヵ年経営計画をスタートさせた。新計画にスイッチしたのは市場の競争環境、製品ポートフォリオ、開発パイプラインの変化などから、Co-Creation計画の実現が難しくなったためだが、主たる狙いは排尿障害治療剤「ユリーフ」のパテント・クリフからの脱却だ。  20年3月期はCo-Creationの3年目だった。最終22年3月期の数値目標は、売上高が730億円、営業利益が65億円以上だった。だが、20年3月期実績は売上高が632億3400万円、営業利益が18億5700万円と計画スタート前の17年3月期の売上高717億600万円、営業利益84億9100万円を下回り、22年度3月期に目標を実現するのは不可能となっていた。計画の見直しは当然である。&nb...  キッセイ薬品は17年4月から取り組んでいた中期経営計画「Co-Creation」を3年間で打ち切り、20年4月から25年3月までの「PEGASUS」と命名した新中期5ヵ年経営計画をスタートさせた。新計画にスイッチしたのは市場の競争環境、製品ポートフォリオ、開発パイプラインの変化などから、Co-Creation計画の実現が難しくなったためだが、主たる狙いは排尿障害治療剤「ユリーフ」のパテント・クリフからの脱却だ。  20年3月期はCo-Creationの3年目だった。最終22年3月期の数値目標は、売上高が730億円、営業利益が65億円以上だった。だが、20年3月期実績は売上高が632億3400万円、営業利益が18億5700万円と計画スタート前の17年3月期の売上高717億600万円、営業利益84億9100万円を下回り、22年度3月期に目標を実現するのは不可能となっていた。計画の見直しは当然である。 

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