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冴えない日米トップ製薬企業の株価

2020年11月1日号

 日本のトップ製薬企業は、「武田薬品」であり、米国では「ファイザー」である。筆者は、製薬業界のOBとして両社の株式を長年所有している。多数の株式を所有しているわけではないが、これまで一度も売らずに持ち続けてきている。しかし、最近の両社の株価には、少なからず不満を持っている。それは、一定の範囲で上がり下がりはしても、大きな値上がりはしていないし、やや下げ気味で低値安定しているからだ。株価で見る限り、面白みのない銘柄と言える。 ただし、安定的な高配当は、魅力的であり長年持ち続けている理由はここにある。基本的な投資スタンスは、株価の値上がりによる利益を得ることより、安定した「高配当」を定期的に取得することを要件にしてきた。「重厚長大型の企業」とか「業界のリーディング・カンパニー」などの銘柄に偏重している。その結果、低リスクでありながらそれなりの...  日本のトップ製薬企業は、「武田薬品」であり、米国では「ファイザー」である。筆者は、製薬業界のOBとして両社の株式を長年所有している。多数の株式を所有しているわけではないが、これまで一度も売らずに持ち続けてきている。しかし、最近の両社の株価には、少なからず不満を持っている。それは、一定の範囲で上がり下がりはしても、大きな値上がりはしていないし、やや下げ気味で低値安定しているからだ。株価で見る限り、面白みのない銘柄と言える。 ただし、安定的な高配当は、魅力的であり長年持ち続けている理由はここにある。基本的な投資スタンスは、株価の値上がりによる利益を得ることより、安定した「高配当」を定期的に取得することを要件にしてきた。「重厚長大型の企業」とか「業界のリーディング・カンパニー」などの銘柄に偏重している。その結果、低リスクでありながらそれなりのリタ

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