ヘルスケア×トレンド 持続可能性を探る
盛況のweb面談会だが上限か
ヘルスケア×トレンド 持続可能性を探る11
エス・マックス株式会社 ディレクター 薬剤師 三上彰貴子
2020年11月1日号
新型コロナウイルスの感染拡大による医療機関への訪問自粛も、夏頃から診療所を中心にMRの訪問が戻ってきているように感じる。ただ、病院では訪問自粛が続き、各社リモートでの面会に注力している。MRはメールで新薬発売やweb講演会案内をしたり、web面談のアポイントをとっている。だが、私の周辺情報では、web面談実施にこぎつけるのはなかなか難しそうである。とくに2回目以降の面談となるとかなりハードルが上がっている。 MRが来てくれたから、またはそこに立っているから用事を思い出して気軽に話していた医師たちは、時間と面談ツールを指定されてしまうことを窮屈に感じているようだ。時間を決められてしまうと、それに合わせて患者のことも考えなければならない。MR側は遅れてもいいと思って待っていても、時間を決めたリモート面談では、医師が気軽に「ごめん。まだ終わらない」という意思...
新型コロナウイルスの感染拡大による医療機関への訪問自粛も、夏頃から診療所を中心にMRの訪問が戻ってきているように感じる。ただ、病院では訪問自粛が続き、各社リモートでの面会に注力している。MRはメールで新薬発売やweb講演会案内をしたり、web面談のアポイントをとっている。だが、私の周辺情報では、web面談実施にこぎつけるのはなかなか難しそうである。とくに2回目以降の面談となるとかなりハードルが上がっている。 MRが来てくれたから、またはそこに立っているから用事を思い出して気軽に話していた医師たちは、時間と面談ツールを指定されてしまうことを窮屈に感じているようだ。時間を決められてしまうと、それに合わせて患者のことも考えなければならない。MR側は遅れてもいいと思って待っていても、時間を決めたリモート面談では、医師が気軽に「ごめん。まだ終わらない」という意思表示
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